3月に入り、気温も大幅に上昇し、春の到来を感じます。
リユース業界においては外部環境の変化に伴い、買取需要が大幅に上昇する時期になりました。
この需要の波を追い風にできるかどうかは、常日頃の情報発信の積み重ねが大事です。
消費者の心の変化、需要の変化にいち早く対応して情報発信をしていきましょう。
リユース業界でもこのコロナ禍で特にデジタルトランスフォーメーション(DX)が進みました。
特にマーケティング面、マネジメント面においても、有効なデジタルツールを導入することで、
効率化、数値の見える化をローコストで実現しやくなりました。
上手にDXを推進できているリユース企業とそうでない企業との差は何なのでしょうか?
私が関わらせている企業で、この1,2年で特にDXを前に進めることに成功している企業は
以下のような7つの取り組みを実践されています。
①まずは社内の課題の整理(DXで解決できそうな課題は何なのか?)
②同業(もしくは近しい業種)で成果を出している企業のリサーチ及び情報交換をする
③社内のデジタル責任者・担当者を一旦、決めている(メイン担当は必ず明確にする)
④積極的にデジタルツールの無料トライアル、無料デモンストレーション、資料請求を実施してみる(そこから新しい情報に広がることも)
⑤具体的な実践が壁になり、進行できない場合、外部のリソースを活用している(外部委託、外注)
⑥外部を含めたプロジェクトチームを発足する(社長、デジタル責任者、外部メンバーで構成)
⑦上記プロジェクトチームで定期的なミーティングを実施し、PDCAを加速させる(役割分担と追いかける目標、数値の共有)
内容はデジタル広告の運用やSNS運用、ホームページのリニューアル、動画マーケティングや、デジタルマニュアル整備(業務効率化)等、
企業の課題によってさまざまですが、社内のメンバーだけで解決しようとせずに
外部メンバーをプロジェクトにジョインして進めているケースが結果、成果も上がりやすい傾向にあります。
是非、社内のDX推進に課題をお持ちのリユース企業様はご参考下さい。
弊社ではリユース業界向け経営者勉強会(TRCC)を2か月に1回、開催しております。
業績を上げられている企業、DXを加速させている企業がどのような取り組みを行っているのか、
生の声を聞ける貴重な勉強会になりますので、ご興味がある経営者様は、ご一読ください。
熊本県出身。元船井総研チーフ経営コンサルタント。 船井総研入社後、住宅不動産業界、小売業界、サービス業界など約20業種のプロジェクトリーダーを務める。 大手SC店長勉強会講師、企業デューデリジェンス業務、戦略策定から実行支援まで経験を有する。 リユースチーム所属時は統括責任者として、総合、古着、ネット買取専門店業態のエキスパートとして全国に繁盛店を生み出してきた。 現在はリアル×デジタルのマーケティングをミックスさせ、新業態開発から既存店の活性化、社員教育まで幅広く対応。 リユース企業店長アカデミーTRPA(Tomorrow Reuse Professional Academy)を主宰。 《主なコンサルティング実績》 ・ リユース専門店(リアル)立ち上げ支援多数(15年以上) ・ ネット型リユース事業開発支援(30社以上) ・ 大手SC店長研修(500店舗以上の商業施設向け) ・ リユース企業デューデリジェンス業務(対金融機関向け) ・ 累計100社以上のリユース企業活性化支援 ・ 累計1000名以上のリユース業店長・マネージャー。店長候補スタッフの育成 ・ 年商1億円規模から年商200億円までのリユース企業の戦略立案及びアドバイス