リユース業界の動向とトレンド

WEBマーケティング

2021年も9月に入り、皆様の事業の進捗はいかがでしょうか?

先日、私どもが主催させていただいておりますリユース業経営者向け勉強会(TRCC)の9月度例会を

実施させて頂きました。今回も会員様の最近の成功事例や、新たなチャレンジを共有しあい、年末に向けての

良い刺激のある例会を開催することができました。積極的に参加頂き、惜しげもなく情報をシェアして頂ける会員様には感謝しかありません。

いつも本当にありがとうございます。

 

 

目次

リユース業界の動向はどうなのか?

私どもでは、毎月、大手リユース企業の動向を定点観測しており、

各社、どんな戦略を描いているのか?既存店の状況はどうか?どんな新しい取り組みを大手リユース企業は取り組んでいるのかを時系列で整理しております。

また、私どもTRCC会員様の販売状況、買取状況、ECの状況の傾向を整理し、トレンドや傾向、対策案を共有させていただいております。

 

さて、皆様のこの2021年の状況はいかがでしょうか?

 

ここ数か月の大手リユース企業の動向、TRCC会員様の動向から考察しますと、以下のような傾向が見受けられます。

 

・既存店においては、昨年との比較をすると、春は大きく昨対超え、夏は昨対割れが目立つ(昨年は初の緊急事態宣言の影響は大きかったため反動も含む)

・買取は比較的堅調な企業が多く、販売が苦戦傾向。ECへのシフトを加速していた企業は比較的好調である。

・商材別でみるとホビー、トレカは好調。ファッション関連は特にレディースが不調。スポーツ、アウトドアは堅調に推移。

・世の中のSDGs、サーキュラーエコノミー、ゼロカーボン、フードロス等への関心の高まり。異業種(一次流通含む)からリユースへのチャレンジが加速し、価値観の変容が進む。

・直近9月の動向を見ると、積極的な販促を特に実施していなくても、総合系、古着系を中心に買取件数が大幅にアップ傾向。

 

このような傾向が見られます。

 

総じて、傾向としては、買取先行であると言えます。

 

2021年後半以降のリユース業界の業績アップへのポイント

 

このような傾向を踏まえて、2021年の残り4か月。以下のような対策をしていくことをお伝えしてます。

 

・比較的買取に関しては消費者の反応は得やすいと想定されるため、買取キャンペーン、既存顧客へのアプローチは有効。

・店頭販売は不透明感が続く。ECへの併売強化、ネット出品体制のスピードアップはしておくべき。売れる商品はしっかり売れるので欠品しないよう、すぐ買取強化すべき。

・買取は集めやすいため、在庫過多にならないような鮮度管理の徹底が求められる。(EC出品中商品も鮮度管理を着手)

・大口顧客(個人・法人)の獲得≒業績の差になる。固定客作りと異業種アライアンスは重要施策になる。

・デジタル集客(SNS、広告、動画)を活用していかに新規の潜在顧客にアプローチできるかが引き続きポイントになる。

 

 

短期的には回転率アップの施策を。中長期では人材育成を着実に進める

実店舗、リアル関係無く、

・買取状況の変化に敏感になる(特に件数の変化)

・在庫の増減は常に意識し、特にシーズン商品の現金化施策を前倒しで実施する

・買取金額の設定においては例年どうりに設定するのでは無く、上記内容を考慮してスピーディーに調整をかける

・売上ベースを伸ばすためにはECの環境整備が重要。人員体制、分業体制、物流体制、鮮度管理体制に経営陣が目を向ける

・人材教育とPDCAの速度アップ、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進はどのリユース企業でも重点課題。ここへの投資と仕組み化の差がアフターコロナの差になる

 

と考えております。

 

上記のような内容を9/28の第四回リユース業界大転換期経営戦略セミナーで4時間に渡って詳しく解説させて頂きます。

2022年以降に取り組むべき方向性、社内体制の整備。最新マーケティング事例、教育事例を整理してお伝えさせていただきます。

是非ご期待くださいませ。

 

第4回 リユース業界大転換期経営戦略セミナー2021 開催のお知らせ

 

TRCリユースコンサルティング 千馬

 

 

 

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