POSレジでリサイクルショップの買取販売を効率化する!【2019年最新】

マーケティング

お世話になっております。TRCリユースコンサルティングの佐藤です。

今回の記事のテーマは、最新のPOSシステムを使ったデジタルシフトについてです。

リユースショップにおけるデジタルシフトについては、こちらの記事で解説しておりますので宜しければご覧ください。

 

 

それでは早速、本題に入っていきたいと思います。

この記事をお読みの方は恐らく、以下のどちらかの属性の方ではないかと思います。

  • POSシステムを現在使っていなくて、エクセルでの管理に限界を感じている方
  • POSシステムを使ってはいるが、機能的に不満があるとお感じの方

 

私は、このTRCリユースコンサルティングで、リユース企業様のコンサルティングを行っております。

そして別の側面として、リユース業向けのクラウド型POSシステム「ReCORE(リコア)」の開発を行う、株式会社NOVASTOの代表取締役を務めております。

 

今回は、リユース業界の将来を考えるコンサルタントとしての視点と、実際のPOSシステムを開発している企業としての視点の両面から解説をしていきたいと思います。

 

 

目次

そもそもPOSレジ(システム)とは

 

POSレジ、POSシステムって名前は聞いたことがある方が多いのではないかと思います。

POSレジのPOSとは「Point Of Sales」という英語の頭文字を取ったものです。

日本語では「販売時点情報管理」と訳されています。

つまりPOSレジとは、お客様と商品販売に関して、金銭のやりとりをした時点での販売情報を管理するシステムを搭載したレジなのです。

 

そして、リユースの業界でいうと、買取でも金銭のやりとりが発生します。

したがって、販売時点と買取時点での情報管理を行うシステムということになります。

 

レジスター(通称:ガチャレジ)との違い

レジスターガチャレジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまは、POSレジは入れていないよという会社さんでも、レジスターで運用されているケースは多いかと思います。

同じレジとしての機能がある点では、違いは無いのですが、主に販売する際の機能しかない点がPOSレジとは異なります。

 

なぜ、リユース業において、POSレジを使う必要があるかというと、リユースの場合は、販売データ以上に買取のデータが重要だからです。

正確には、

  • どんな商品を〇〇円で売れると考え〇〇円で買取りして、〇日間在庫として存在し、結果〇〇円で売れたか

というデータを管理し、それを次の買取や販促に活かしていく必要があるのです。

だからこそ、リユースの業界ではレジスター(ガチャレジ)は不十分です。

 

よくあるケースで、在庫管理をエクセルで行っているというケースは多いですが、エクセルでの管理は限界があります

エクセル管理に掛ける時間があれば、POSレジに移行し、浮いた時間を別にの業務に充てるべきですね。

 

 

POSレジを導入するメリット

 

既に少しお話ししてしまいましたが、POSレジを導入するメリットについてお話しさせて頂きます。

POSレジを使う4つのメリットは、こんな感じです。

  1. 店舗運営業務の効率化
  2. 店舗経営に必要なデータの収集と分析
  3. スタッフの不正防止
  4. 販売機会の拡大(売り違いの防止)

 

それぞれ具体的に、お話ししていきましょう。

 

POSレジを使うメリット1: 店舗運営業務の効率化

まずは、大前提レジスターとは異なり、バーコード管理を行うため、レジ金額や部門の打ち間違えなどは起こりません。

もちろん、売上や買取金額の集計も自動なので、圧倒的に効率的です。

更に、最新型のPOSシステムでは、買取の際に商品登録と同時に相場検索できる製品も出てきています。

商品を一点一点、Amazonや楽天で検索していくよりも圧倒的に査定業務を効率化することが可能です。

これまでの売買情報や在庫情報を記録するものという立ち位置から店舗業務をトータルに管理効率化し、業績UPに貢献するシステムという立ち位置に大きく変化してきています。

 

 

POSレジを使うメリット2: 店舗経営に必要なデータの収集と分析

次に、リアルタイムで売上や買取のデータ収集と分析が自動でできるというメリットです。

やはり、POSレジを入れるメリットとして、最も大きいのがデータが取得できるということに尽きます。

リユースでいうと、これらのデータを取得し、分析することが可能です。

  • 売上金額、買取金額などの基本データ
  • 商品ジャンル別の買取のデータ(買取客単価・買取成約率・見込み粗利率・・・)
  • 商品ジャンル別の販売のデータ(販売客単価・一点単価・回転率・交叉比率・・・)
  • 商品カタログ別の回転率や交叉比率などの実績データ
  • 会員ごとの買取&販売データ

 

リユースショップの業績UPのポイントは、買取⇒商品化⇒品出し⇒販売⇒鮮度管理 という5つの要素のPDCAをどれだけ早く回すことが出来るかです。

販売の傾向を元に、買取強化商品を決定し、買取価格を上げ買取量アップを目指しましょう。

もちろん、データが残っていくため、過去の数値との比較分析も簡単です。

 

 

POSレジを使うメリット3: スタッフの不正防止

3つ目は、不正防止です。

中古の業界は、単品管理でスタッフに買取金額や販売金額の権限が与えられるため、どうしても不正が起こりがちです。

クライアント様で、POSレジを初めて導入し10%程あったロスが一気に2%台になったというケースもあるくらい、不正防止には効果抜群です。

スタッフコードを読み込ませて、作業をする最新型のPOSレジの場合は、売価変更や廃棄を行った履歴がスタッフに紐付いて残るため、抑止にも繋がりますし不正発見にも大きな効果があると言えるでしょう。

もちろん、POSレジを使うことで、販売時の金額の手打ち作業等がなくなるので、単純な打ち間違いによる販売ミスも防ぐことが出来ます。

 

 

POSレジを使うメリット4: 販売機会の拡大

4つ目のメリットは、販売機会の拡大です。

リユースショップは、どうしても買い取ったあとの商品化や品出しなどの作業工数が多く、どうしても販売作業に多くの時間を掛けることが出来ません。

しかし、今後のリユース業界を勝ち抜いていくためには、上がっていく原価率をカバーするためにも、回転率の向上は必須テーマです。

回転率を上げるためには、店頭での鮮度管理の効率化も非常に重要ですが、ECを活用した同時併売が欠かせません。

現在は、メインのヤフオク!に加えて、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、海外のeBayなどにも販売しているケースが増えてきています。

 

ここまで来ると、1モールずつ出品作業を行っていたのでは、非常に効率が悪くなってしまいます。

加えて、アナログでの出品を行った場合、ネットと店頭で同時に売れてしまうといったトラブルも考えられます。

そこで、POSレジの機能である同時出品&在庫連動の機能が重要になってきます。

いかに作業工数を減らしながら、売上を上げ回転率を上げていくかが非常に重要です。

 

 

 

最新のPOSシステムで出来ること

 

敢えてこの章からは、POSレジではなく、POSシステムと書かせて頂きました。

意味としては特に変わらないですが、レジという概念以上に、分析できることが増えてきていますので、POSシステムと表現させて頂きます。

 

ではこれまでのPOSレジと最新のPOSシステムは、何が違うのでしょうか?

私たちが開発しているReCORE(リコア)を例に解説していきたいと思います。

 

 

特徴1:クラウド型POSで、場所にとらわれずリアルタイム分析

クラウド型リユースPOSシステム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年のPOSシステムの変化として、「クラウド化」が挙げられます。

POSのクラウド化、メリットは大きく3つあります。

  • 導入コストの低下
  • 経営情報にいつでもどこからでもアクセスできる
  • 新しいリユースの時流に対応できる

それぞれのメリットについて、少し見ていきましょう。

 

導入コストの低下

なんといっても、クラウド化に伴い、導入コストが大きく下がりました。

コストというのはもちろん、単純な費用の低下もそうですが、時間的なコストも減りました。

クラウド型のPOSレジであれば、アカウント発行をするだけなので最短1日で利用開始できます。

費用面でも、初期費用がかかる従来のPOSレジと異なり、初期費用は基本的に無料が多いです。

アップデートや機能追加も月額の費用に含まれるケースがほとんどで、非常に低コストで運用できるのが特徴です。

 

経営情報にいつでもどこからでもアクセスできる

クラウド型の大きな特徴として、いつでもどこでもPOSシステムのデータにアクセスできることが挙げられます。

近年インターネットの発展により、時流の変化が非常にスピーディーになっています。

リユースの業界も、大変革期と呼べるほど、大きな変化の局面を迎えています。

だからこそ、多くの施策に取り組み、PDCAを高速で回しながら、経営判断を行っていく必要があります。

クラウド型POSシステムであれば、スタッフの報告を待たなくても、お店の状況を自由に分析することが出来ます。

 

新しいリユースの時流に対応できる

そして、個人的に非常に重要だと考えているのが、この時流への対応です。

クラウド型POSシステムの特徴として、様々な機能の追加のしやすさ他システムとの連携のしやすさが挙げられます。

例えば、2018年の終盤に古物営業法の改定がありました。この改定によって、催事買取など場所を問わず買取が出来るようになりました。

クラウド型POSシステムであれば、スマートフォンの電波さえあれば、買取や販売を行うことが出来ます。

こういった、時流への対応のしやすさは、最新型システムの大きなメリットと言えるます。

そして、この「差」の積み重ねが、ライフサイクル進んだ業界で「生き残っていけるかどうかの差」になるのです。

 

他にも、最新のシステムでデザイン的にも、使いやすいインターフェイスなど、多くのメリットがクラウド型POSレジにはあります。

 

特徴2:データベース買取で査定精度の向上 

買取サポートシステムReCORE

 

 

ReCOREの大きな特徴として、買取のサポート機能があります。

リユース業のPOSシステムとして、これまで大きな問題となってきたのが、基本的に単品管理が故に折角集めてきた売買データが上手く紐付いておらず、分析がしづらいという点です。

 

ReCOREでは、日本で初めて総合商材のデータベースを搭載しています。その数3,500万商品を超え、日々増えづけています。

実際に、トレカなど専門商材では、データベース型の買取システムが一般化していますが、

  • 買取り相場をデータベースに紐付けることが出来、誰でも買取ができる
  • データがキレイに紐付き、店舗経営に活かすことが出来る
  • 買取査定のスピード自体が上がる

などと、非常に良いと評判です。

ReCOREも同じように、データベース型買取を実現し、商品KWやJANコードなどで商品を検索し、上記のように買取をすることが出来ます。

 

データベース型買取というとイメージがしづらいかと思いますが、上の画像をご覧頂くとお分かりかと思いますが、ネット相場と紐付いておりリアルタイムの価格を瞬時に確認でき、買取を効率化することが出来ます。

ネット最安値を簡単に確認できる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常は、一点一点各モールの価格を調べに行くのが多いと思います。その作業がなくなるだけでも、意識せずにやっている作業だと思いますが、大きな効率化に繋がります。

 

更に、買取のルールを事前に設定しておくと、「買取推奨単価」を表示し、会社内での買取金額の標準化を実現することが出来ます。

買取価格統一化ルール機能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、現場としては、取扱商品数が非常に増えており負担が増えてきています。

更に、人財不足で採用難が深刻で、人財の入れ替わりも多く、スタッフの育成コストが非常に高くなっています。

この買取ルールを導入することで、スタッフの育成コストの削減を実現することが出来ます。

 

 

 

特徴3:ペーパレス買取で効率化

ReCOREタブレット買取機能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の画像は、iPadでの買取同意書にサインしている様子です。

ReCOREでは、タブレッドを活用したペーパーレスでの買取に標準対応しております。

昨今、ブックオフやセカンドストリートなど、大手リユースショップでもペーパーレス化の流れが進んでいます。

ReCOREでは、お客さまは、自分の名前や住所などの情報も紙に書く必要が無く、最後のサインをタブレットにするだけです。

買取に関するUX(ユーザエクスペリエンス)を向上し、リピート率向上に貢献します。

 

もちろん、会社としてもスタッフの作業効率化に繋がり、買取同意書を紙で保存する必要が無く、保管コストも圧縮できます。

働き方改革推し進められている、令和の時代で、ペーパーレス化はリユースショップの必須対応事項になるでしょう。

 

 

ReCORE(リコア)POSについて、詳しくはこちらをご覧ください。

>>リユース専門POSシステム「ReCORE(リコア)」

 

 

番外編:導入コストについて

長く事業を行っている方であれば、POSレジ=導入コストが高いという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

確かに、数年前までは導入するのに100万単位でかかるPOSレジも多くありました。(実際は今でもそのようなPOSレジも多くありますが・・・)

しかし、近年POSレジの導入コストは一気に下がっています。

 

例えば、ReCOREで言えば、初期費用は完全無料です。

更にランニングコストも1万円〜と非常に低コストで導入することが出来ます。

もちろん、サーバー代やサポート費用、最新版アップデート費用なども含んでいます。

 

他社製のPOSレジと比較しても、機能だけでなくコスト面でも優れていることが分かります。

 

 

補助金を活用する

更に、平成31年(2019年)10月まで延期された消費税の軽減税率制度に対して、POSレジの改修が必要になりました。

 

リユースショップでも、総合店の場合、お菓子や飲み物お酒など、軽減税率対象賞品を扱っているケースがあります。

この場合は、「軽減税率対策補助金」の対象になり、以下の導入に際して必要な費用の最大3/4が支給されます。

  • タブレット、PC又はスマートフォンの導入費
  • レシートプリンタ又はレシートプリンタを内蔵した一体型付属機器の導入費
  • バーコードリーダー、キャッシュドロア、クレジットカード決済端末、電子マネーリーダー、カスタマーディスプレイ、ルーターの導入費用

こちらの、軽減税率対策補助金について、詳しくはこちらをご覧ください。

https://recore-pos.com/post-344/

 

「導入したいが、価格がネック」という悩みをお持ちの方は、ぜひ軽減税率対策補助金の申請をされてはいかがでしょうか?

 

 

また、「IT導入補助金」を使ってPOSレジを導入することも可能です。

年度によって、補助金の金額なども異なりますが、食料品を扱ってない事業者でも使うこと可能です。

やはり、最新型のPOSレジの方が圧倒的に業務の効率化を実現することが可能ですので、こうした補助金を活用してみましょう。

 

最新のPOSシステムを導入することで、生産性アップを実現し、コスト以上の売上買取UPを実現することが出来るでしょう。

リユース業界の大転換期に、業務システムのアップデートを検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

本日の内容は、以上になります。

最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

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