第4回「人件費上昇の時流をテクノロジーの力で乗り切る」

2019.01.28お知らせ

前回は、5つの方向性の1つである「専門性の追求」についてお伝え致しました。

  1. 専門性の追求
  2. WEB・EC・自動化・無人化
  3. 顧客化・会員化
  4. 新品と中古の融合
  5. モノからコトへのシフト

今回は、5つの方向性の2つ目「WEB・EC・自動化・無人化」について解説したいと思います。

これまでも業績を上げるためには、WEB集客やネット販売が重要であると言われ続けてきました。敢えてなぜ今、このテーマを取り上げるかというと「賃金水準の上昇による人件費の圧迫」が大きな問題になっているからです。

既にご存じの通り、全国的に有効求人倍率がドンドン上がり、働き方改革の追い風を受け、最低賃金も上がっているのが現状です。政府は、最低賃金を毎年3%程度増やす目標を掲げており、2025年には、全国の最低賃金が1,000円を超えてくる予測が出ています。

さらに、2019年4月からパートタイム社員にも有給消化が義務化される法改正が施行になります。法改正に伴い、パートアルバイトを多く雇用するリユースショップの人件費は更に上がり、シフトを埋めること自体も難しくなってくるケースも少なくないはずです。

そんな時流の今だからこそ、テクノロジーを活用し「人間がやる作業を減らす」ことが求められているのです。特に、社員の方の時間は非常に貴重な物となります。ランサーズやクラウドワークスなどのクラウド人材も活用しながら、誰にでも出来る作業は外注化し、社員の方のリソースは、より生産性が高い業務に充てていくことが求められます。

今回のテーマの具体的な事例を見ていきましょう。まずは、WEB集客に関しての事例です。昨年上場したなんぼや様の決算資料では、全来店顧客のうち約9割が、HPやGoogleマップ、LINE@など、WEBを通じての来店だと発表されています。なんぼや様の顧客属性は、40〜60代が半分以上を占めています。比較的年齢層が高いお客様の集客においても、WEB集客対策は外せないということがわかります。現にクライアント様の事例を見ても、HPのSEO対策や、Googleマップを中心にMEO対策が上手くっている企業は、業績が好調です。

買取〜品出し〜販売のプロセスにおいても、無駄がないかを徹底的に検証しましょう。買取〜品出しにかかっている平均時間は、どれくらいでしょうか?しっかりと数値検証できていますか?検証が出来ていない理由が、現在使っているシステムの問題であれば、業務システムのアップデートも必要です。

業務の自動化無人化も、ここ1〜2年で大きなテーマになるでしょう。無人レジは多くのスーパーで実用化されていますし、実際に福岡の大野城市の大型スーパートライアルは、人件費削減のため、深夜の時間を無人化し、入店から会計までをすべて自動化しています。着実にテクノロジーは進化してきています、リユースショップの無人レジや無人買取の実現も、そう遠くはない未来でしょう。

販売面においては、Amazon・ヤフオク・楽天・Yahoo!ショッピング・eBayなど、他モールでの同時併売がリユースショップのスタンダードになりつつあります。店頭との在庫を併売できる環境を整え、より高い販路でより高回転で販売し、次の買取に繋げること。これが業績アップへの近道です。

様々な事例について解説していきましたが、どれだけテクノロジーが進化したとはいえ、小売業はやはり「お客様との繋がり」で成り立つ商売です。お客様との繋がりは、人でしか構築することが出来ない部分です。『システムで出来ることはシステムに任せ、人間しか出来ないことに集中すること』それがテクノロジーが進化した時流の中でリユースショップが目指すべき形です。

あなたのお店では、機械でも出来ることに貴重なスタッフの力を使ってはいませんか?

2019年、新しい1年が始まりました。元号も変わり、今年も大きな変化が起こる年となるでしょう。今一度「平成最後の大掃除」ではないですが、自社の業務の見なおしを図ってみてはいかがでしょうか。

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