10月も後半に入り、急に気温が低下して参りました。
ようやく、リユースショップにおいても、秋冬物が動くシーズンとなってきましたね。
買取に関しましては、会員様やご支援先の状況をお聞きしますと、
非常に好調に増えているという声をよく聞くようになっております。
逆に、買取好調な故に在庫金額の増えすぎを懸念されているケースも多いと感じます。
適正な在庫を保ちながら、しっかりと売上に繋げてまいりましょう。
目次
各リユース企業の動向を見ますと、自社独自の会員数、アプリのダウンロード数、LINEのともだち数、
Instagramのフォロワー数、Twitterのフォロワー数、Facebookのフォロワー数、Youtubeのチャンネルフォロワー数等
各店舗に合わせたリピート顧客との接点作りを進められているところも多いと思います。
上記のようないわゆるWEB会員に関しては順調に会員数が積み上がり、
定期的な情報発信をルーティン化しているところも多いのではないかと思います。
特にLINEに関しては、フォロワーの質にもよりますが、販売セールの告知を行えば
5%~10%程度の反響があるケースも珍しくありません。
手軽に既存客にメッセージを送ることができる強みは、デジタル販促ならではの便利さと強みだと思います。
私どもTRCリユースコンサルティングもLINEは実施しておりますが、
まだまだ少ないともだち数にも関わらず(苦笑)、
BtoBビジネスにおいても、
LINE経由でのセミナー参加もかなりの反響率になっており、重要な媒体だと認識しております。
WEB会員についての取り組みは比較的、全社を挙げて取り組まれているケースも多いのですが、
以外に、下記の取り組みはされていないケースはありませんでしょうか?
☑過去客へのメールアプローチ
☑過去客への電話アプローチ
☑過去客へのSMSアプローチ
☑そもそも、過去客の名簿リスト化(メールアドレスリスト・携帯番号リスト)
先日、あるご支援先で、過去3年間の宅配買取成約客500名にメール販促を実施しました。
いまさら、メール販促ですか??と思われたかもしれません。
結果から申しますと、約500通のメール配信たったの1本で、
宅配買取成約20件(反響率4%)、買取金額100万強をメール1本で生み出すことができました。
このキャンペーンを利用いただいたあるお客様は、
お友達にこのメールを転送してキャンペーンを紹介していただき、
成約に繋がったケースもあったそうです。
ざっくりですが、下記ポイントを押さえてメール500通を配信しました。
・冒頭は、個別対応で
→〇〇様 と個別名で配信、店舗名、担当者名も記載
・期間限定のまとめ買取キャンペーン
→〇月限定のまとめ買取キャンペーンですので、ぜひご利用下さい。
→対象商品は〇〇、〇〇で、5点で〇〇アップ、8点で〇〇アップ
・メールの反響を計測するために、クーポンコードを付与
→買取申し込みフォームにこのメールのクーポンコード「〇〇〇〇」をご記入下さい。
いかがでしょうか?
たった一本のメールで、これだけの反響です。
ちなみに、上記事例は、この8月に実施した施策で、
対象商品は秋冬物の早期まとめ買取キャンペーンでした。
結果、シーズン立上がり前に良質な在庫を確保することに成功したのです。
WEB会員を増やす施策&メッセージ配信はもちろん大事な施策ですが、
過去客へのアプローチは抜けていませんでしょうか?
是非ご参考いただければと思います。
TRCリユースコンサルティング 千馬
熊本県出身。元船井総研チーフ経営コンサルタント。 船井総研入社後、住宅不動産業界、小売業界、サービス業界など約20業種のプロジェクトリーダーを務める。 大手SC店長勉強会講師、企業デューデリジェンス業務、戦略策定から実行支援まで経験を有する。 リユースチーム所属時は統括責任者として、総合、古着、ネット買取専門店業態のエキスパートとして全国に繁盛店を生み出してきた。 現在はリアル×デジタルのマーケティングをミックスさせ、新業態開発から既存店の活性化、社員教育まで幅広く対応。 リユース企業店長アカデミーTRPA(Tomorrow Reuse Professional Academy)を主宰。 《主なコンサルティング実績》 ・ リユース専門店(リアル)立ち上げ支援多数(15年以上) ・ ネット型リユース事業開発支援(30社以上) ・ 大手SC店長研修(500店舗以上の商業施設向け) ・ リユース企業デューデリジェンス業務(対金融機関向け) ・ 累計100社以上のリユース企業活性化支援 ・ 累計1000名以上のリユース業店長・マネージャー。店長候補スタッフの育成 ・ 年商1億円規模から年商200億円までのリユース企業の戦略立案及びアドバイス