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皆様、こんにちは。TRCリユースコンサルティングを主催しております(株)A-DOS代表の福本晃と申します。3年ぶりにリアルで「リユース業界経営戦略セミナー2024」を開催いたします。
https://ngnh7.hp.peraichi.com/
コロナ禍が始まった2020年1月から、丸3年間 皆様の会社でも様々な変化があったのではないかと思います。弊社が主催するTRCC (リユース経営者勉強会)の会員企業様を見ていても、店舗閉店、事業売却、業態転換、新規出店、デジタル投資、新しい採用・教育投資 などなど様々な舵取りをされていらっしゃいます。
時代がスピードを増して変化する、まさに大転換の時代なのだということをたくさん、実感させていただきました。
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そんな中、リユース業界全体は3兆円近くのマーケットになり、この約20年で約10倍の市場規模になりました。しかしながら、ここ5年で伸びているのはCtoC市場(約1.2兆円)だけです。BtoC市場(リアルもネットも)はほぼ横ばいです。ということは明らかに業界的には“成熟期”と言えるでしょう。
そんな中、大手リユース企業は、国内外への出店やM&A、デジタル投資など積極施策で、軒並み業績が良いようです。キーワードとしては、「統合」と「効率化」でマーケットの寡占化を進めていると見ています。
では大手の寡占化が進む中、中小リユース企業はどの方向に向かえばいいと思われますか?
大手と同じ「統合」と「効率化」を進めたらいいと思われますか?
僕は、間違いなく違うと感じています。
中小リユース企業の強みを活かせる方向性に向かうべきです。
中小リユース企業は、「絞り込み」と「付加価値」によるマーケット創造が大きなポイント。
持続成長できて、お客様も従業員さんも、そして社会が善循環すると実感しています。
整理すると
大手リユース企業 | 中小リユース企業 | |
戦略 | 統合 | 絞り込み |
効率化 | 付加価値 | |
目的 | マーケットの寡占化 | マーケット創造 |
となります。比較するとずいぶん方向性が違うのをご理解して頂けるのではないでしょうか?
でも実は、これはリユース業界に限った事ではありません。
例えば、大手と中小の比較を自動車業界でいうと、年間生産台数が約1000万台のフォルクスワーゲンに対し、フェラーリは自わずか約1万台と、その差は約1000分の1という少量生産です。
大手のフォルクスワーゲンは、多数のブランドを傘下に持ち、販売台数を追う戦略をとっています。
それに対し、中小であるフェラーリは、車種を絞り、顧客を富裕層に絞り、顧客が喜ぶ付加価値を生み出し、ファンをつくり続ける中で圧倒的な利益率を保ち続けています。もちろん自動車業界だけでなく、多くの業界で同じことが起きているのはご存じの通り。ポイントは「絞り込み」です。
ただ「絞り込み」と「付加価値」が大切だというのはわかるけど、それを実行するのが難しいんだよというお声もあると思います。 僕自身もこの考え方を現場に落とし込んで、実践するところが一番のキーポイントだと思っています。そこで、数々の現場でクライアント企業様と取り組みながら、どんなステップを踏めば、スムーズにいくか?を検証してきた結果、ある順番で実践すると、スムーズにいくことがわかりました。中小リユース企業の皆様には、ぜひとも知って頂きたい内容です。
そしてそれらを実践すると、
・不良在庫が減り、商品回転率が上がりキャッシュフローが確実に良くなる!
・やることが明確なので、余分な作業が減り、仕事に余裕ができる!
・お客さんが喜び、スタッフが成長し喜んで仕事をして、業績も良いので、仕事が楽しい!
と確実に、豊かな商売につながります。そして、
「大手リユース企業が出店してきても、びくともしない自社の独自の価値をつくりあげたい!」
「この時代の変わり目は、またとないチャンスなので新しい視点を学び、自社に活かしたい!!」
「社員もお客さんも社会にも喜ばれる“良い会社”“面白い会社”をつくりたい!」
というような思いのある経営者様には、ぜひとも聞いて頂きたいです。
正直、今回のセミナーは、すぐ使えるようなテクニック的なお話をするつもりはありません。
その代わり、自社や従業員さん、業界の未来を本気で考え、自分たちも周りも豊かになっていきたい!そんな経営者の方、経営幹部の方にはぜひ、聞いて頂きたい内容です。
というような思いのある経営者様には、ぜひとも聞いて頂きたいです。
キーワードは「絞り込み」と「付加価値」と「循環」です。
ご興味のあるリユース業経営者の方は是非ご参加くださいませ。
あなたとのご縁を楽しみにしております。
リユース業界経営戦略セミナー2024
京都市出身。流通小売業界、住宅不動産業界、通販業界、飲食・食品業界のコンサルティングを経て、2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。元船井総研上席コンサルタント。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。後、2017年2月に船井総合研究所を退職し、2017年3月にコンサルティング会社(株式会社A−DOS)を設立する。 現在、「企業の”あり方”と”やり方”をつなげて、”理念”を”利益”に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。