業界動向 経営者の言葉 お知らせ コンサルタントコラム TRCC(勉強会)
先日は、TRCC(リユース経営者勉強会)でした♪
今回のゲスト講師は、リユース業界の採用事情に精通されているRE転職の山口社長でした^^
株式会社AMBヒトラボ代表取締役 山口桃子様
リユース業界専門の転職サービスサイト Re:転職を運営されていらっしゃいます♪
で、お話頂いたのはリユース業界の採用動向のお話。
個人的に気になったのが、3つ目のリユース業界に対して一部まだ
不透明感、不信感もあるという、業界に対する認識です。
私もこの業界のコンサルティングを23年近くさせて頂いておりますが、
上場企業やグローバル企業が増えてきたり、SDGSの流れがあったりして
イメージや注目度は上がってきていると思いますが、まだまだ発展途上なのです。
ちなみに辞書で調べると
不透明感・・・透明でない感じ。また、事の成り行きや実状などがはっきりしない感じ。
不信感・・・信じていない思い。信用できないという気持ち。
ここが、採用もそうですが、消費者にとっても大切なところ。
リユースの利用率が長年、40%を超えていかない所の根本的な原因ではないかと
感じた次第です。
では、逆に考えて
不透明感→透明感
不信感→信頼感
につなげるには、どうしたらよいか?
買い物体験、買取り体験を通じて、お客様に喜んで頂くこと
しかないかなあと思うのです♪
結果、企業が大切にしている本音の価値観を伝わって(透明感)
お客様との信頼関係をつくる(信頼感)
やはり、お客様満足度の高い会社やお店は、採用も困ってらっしゃらない。
お客さんが働きたくなるようなお店は、業績も採用も間違いなく好調です^^
そして、会員様の発表では、印象深かったのがソフネットジャパンの中村浩一社長のお話♪
関東地区で古着専門店や買取専門店を展開されていらっしゃって
コロナ禍でもお客様に圧倒的に支持される繁盛店を作られています^^
お話頂いたのは、店舗スタッフさんへの独自の教育方法でした。
「リサイクルショップはモノ(商品)に頼りすぎていませんか?」
というメッセージで、買取の場合、いいモノが来た♪ 高い商品が来た♪
販売の場合、高いモノが売れた♪ たくさん買っていってくれた♪ と。
買わなかったお客さん、売らなかったお客さんなど、普段買い物をする立場で考えても、
もう1回来たくなるかどうか?が繁盛する一番大切なポイントだとおっしゃいます。
もう1回来たい♪というお客さんの感情のゴールを設計し、そのためには
どう?お客様と接したらよいか?というのを考えていった時、
一番の土台として大切になってくるのは、スタッフさんのコミュニケーション能力にある
と結論つけられています。
そのコミュニケーション能力をあげるために、発信力+受信力=コミュニケーション
という方程式に基づき、発信力と受信力を高めるワークショップを、年に2回は全社員に
8時間をかけて、行っていらっしゃいます♪
モノではなく、ヒトに意識を全集中されていて
お客さまの「また、来たい♪」「人に紹介したい♪」をつくり出されています^^
(最近では、買取カウンターで感動して号泣されたお客様がいたというエピソードもあったそうです)
また、中村社長のプレゼン自体がとても、感情を揺さぶるものがあり
身振り、手振り、ジェスチャーを交えながら、ヒトの心に届くもので、
【メラビアンの法則】
言葉 7%
口調 38%
ボディーランゲージ55%
をまさに体現されているプレゼンでした(^^♪
いつもそれを意識されてコミュニケーションを取られていると思うので
やはり説得力と伝達力が違います^^
透明性や信頼性を高めるには、お客様に喜んで頂く。
そのためには、コミュニケーション能力という土台を築く。
というお話でした。
とても基本的な部分ですが、やはり
知っているコトとできているコトは全然違いますね♪
参考にして頂ければ嬉しいです(^^♪
京都市出身。流通小売業界、住宅不動産業界、通販業界、飲食・食品業界のコンサルティングを経て、2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。元船井総研上席コンサルタント。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。後、2017年2月に船井総合研究所を退職し、2017年3月にコンサルティング会社(株式会社A−DOS)を設立する。 現在、「企業の”あり方”と”やり方”をつなげて、”理念”を”利益”に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。