こんにちは、TRCリユースコンサルティングの福本です。
弊社で主催しておりますリユース経営者勉強会の中で、2020年11月に開催致しました全国スーパー店長フォーラムから「コロナ禍でも強いリユースショップの共通点」についてお伝えしたいと思います。 同企画は、弊社会員企業の中で、今年一番頑張った店長に、1年の締めくくりとして、1年間の取組みとその成果を、会員さん全員の前で、発表して頂くものです。1社15分のプレゼンタイムと、参加者からの質疑応答で、最後に参加者全員によるMVPを決める投票を行っています。目的は、成功事例情報の共有はありますが、店長さんの“伝える力”を高めて頂くのと、日頃の行動をプレゼンして、より客観視する力を高めて頂く事です。 聞いている他社の店長さんにとりましても、「他社の店長がこんなに頑張っているんだ!」という大きな刺激になり、個人的にも大好きな企画です。
今回、コロナの状況を踏まえて、オンライン開催となりましたが、熱気にあふれたとても素晴らしい場になりました。
そして、今回、投票で1位になられたのが、北九州を中心に、総合リユース、工具専門店、質、買取専門店を展開されている㈱ライフクリエイト、ハンズクラフト下関店の山田店長でした。下関店は、コロナ禍の中なんと!昨年対比売上150%以上伸ばされていらっしゃいます。
では、下関店は、どんな実践をされたのでしょうか?
実は、すごくシンプルです。
の3つだとお話頂きました。
具体的には
です。
どうでしょうか? えっ!それだけの事!と思われたでしょうか?
それとも、いや~シンプルだけど、それがなかなかできないんだよな~と思われたでしょうか?
我々も、リユース業界や他の業界でも、このコロナ禍でも業界全体は、決して良くない状況にも関わらず、業績がよい会社やお店の共通点を見て思うのは、決してウルトラCの施策を取っている会社やお店ではなく、お客様の方をしっかり向いて、愚直に信頼関係を積み重ね、シンプルな行動をとことん実践できている会社だと思います。
では、何からスタートすればいいでしょうか?
大きくは2つあると思います。
1つ目は、“手法”から入る方法です。繁盛店や他社でうまくいった事例を取り入れて行動するのです。特に同業他社でうまくいった事を、そのまま実践するのが良いです。そして、一番大切なのは、その反応を検証することです。お客様にちゃんと伝わったのか?反応があったお客様は、当初思っていたお客様(ターゲット)なのか?反応がなかったら、どうしてなのか?を、お客様に聞く事が大切です。
2つ目は、“視点”を学ぶという事です。ライフクリエイト様の場合、3つの施策に共通の「理念に基づいた」の部分です。どの行動にもその理由がありますが、ライフクリエイト様の場合、「全ての困ったを解決する!」という理念があります。全ての行動が、お客様の困ったの解決につながっているか?を意識されてご商売をされています。 「自社は、どんな価値観を大切にしているのか?」「そもそも、何のために?この事業をしているのか?」という存在意義と向き合って頂きたいのです。 お客様との本当のつながりは、言葉にしていなくても、思いの部分で伝わっていると感じています。
今回、㈱ライフクリエイトの有冨社長をゲストにお呼びして、2月25日にオンラインセミナーを開催します。具体的なあ“視点”と“手法”について、お話して頂ける予定です。
また、私からは、「2021年のリユース業界の時流」、弊社、千馬からは、「コロナ禍でも業績を伸ばしているリユース企業の現場事例」をお伝え致します。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
【緊急開催!2021年2月25日オンラインセミナー】
京都市出身。流通小売業界、住宅不動産業界、通販業界、飲食・食品業界のコンサルティングを経て、2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。元船井総研上席コンサルタント。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。後、2017年2月に船井総合研究所を退職し、2017年3月にコンサルティング会社(株式会社A−DOS)を設立する。 現在、「企業の”あり方”と”やり方”をつなげて、”理念”を”利益”に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。