2020年は、古い価値観・システムから新しい価値観・システムに変わるターニングポイントの年。
まさに、新型コロナウィルスに端を発し、世界で様々な事が起きています。
結論は、情報に振り回され過ぎず、淡々と自分たちができることをするしかない。それしかないと個人的にはそう思っています。
こういった機会に流されるのではなく、活かしていく視点で社内を見直して考えてみることが大切ではないかと思います。
1つ目は、やはりデジタルシフトですね。世間では、大手企業中心に、リモートワークやオンライン会議など、デジタルを使った非対面コミュニケーションに大きく舵をとらえる所が、急速に増えていっています。
ZOOMやチャットワークなどのツールを使って、打合せや会議は、充分にできます。
この機会に、社内・外のコミュニケーションの方法の一部を、オンライン化してみる良い機会ではないでしょうか?
対お客様についても、販売についてはECの再強化はもちろんのこと、店内労働時間の配分の見直し、買取については、非対面取引の見直し(宅配買取、LINE買取etc)ですね。要するに“非対面コミュニケーション”の充実ですね。逆に言えば、時間もコストもかかる“対面コミュニケーションの大切さ”もより重要視されてくると思います。
2つ目は、会社の価値観の見直しです。情報過多社会の非常時に信念を持って行動するには、ぶれない軸が必要です。そもそも何のために?今の事業をしているのか?という軸がまさに問われている時代だと思います。
リユース事業を通じて、地域や社会にどんな価値を届けているのか?また、これから届けていきたいのか?そして、本当にやりたいコトは何か?この当りを社内はもちろんのこと、社外に対しても発信し、その考え方、思いに共感した社内スタッフやお客様と共に一緒に、考えて行動する事が大切だと思います。
リユース業界全体は、成熟期を迎えて私の計算では10年くらい経過していますが、この成熟期からが本当の勝負です。環境問題やSDGSなどの世界的時流の中、
リユース企業だからこそできるコト、あなたの会社だからこそできるコトを、機会があればぜひ、ご一緒に考えていきたいと思います。
皆さまの希望が地域や社会を良くしていく一歩だと思いますので、ぜひご一緒に考えさせてもらえれば、幸いです。恐れより希望を選択していきたいですね。
京都市出身。流通小売業界、住宅不動産業界、通販業界、飲食・食品業界のコンサルティングを経て、2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。元船井総研上席コンサルタント。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。後、2017年2月に船井総合研究所を退職し、2017年3月にコンサルティング会社(株式会社A−DOS)を設立する。 現在、「企業の”あり方”と”やり方”をつなげて、”理念”を”利益”に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。