こんにちは、リユース業界専門コンサルティングサービスTRCリユースコンサルティングを主催しております
株式会社A-DOSの福本晃(ふくもとあきら)と申します。
TRCコンサルティングは、Tommorow R euse C reative の頭文字をとった形で、
「明日のリユースを創造する」ことをミッションにし、
リユース企業様の業績UPを通じてリユース業界の発展に貢献していくことを目的として設立致しました。
リユース業界の現状は、倒産件数の増加、M&Aの増加、CtoCフリマアプリの増大、買取の減少、採用難、離職問題。
さらには、働き方改革、消費税増税、キャッシュレス対応などなど、本当に目まぐるしい動きをしていると思います。
その他にも
「人がいなくて、日々のオペレーションを回すのが精いっぱいだよ・・・」
「買取が減ってきているけど、とにかく打ち手がわからないよ。。メルカリには勝てないのかなあ・・・」
「質の高い買取が減って、低単価のモノが買取が多く、現場が忙しく疲弊してきているなあ・・・」
「離職者が相次いで、オペレーションレベルが落ちている気がる・・・」
「ネット販売比率を上げたいんだけど、出品する人が足らないよー・・・」
「消費税増税にキャッシュレス対応、やることが多すぎて頭が回らないよ・・・」
というご相談は、私どももよくお受けしますし、そのお気持ちは本当に痛いほどよくわかります。
今まさに、リユース業界の地殻変動が起きていると思います。
どんな地殻変動かというと大きくは3つあります。
目次
ネットリユース企業中心に、回転率の速いビジネスモデルが勢いを増す中、リアル店舗中心のリユース企業の多くは、商品回転率を落としています。
リアル店舗ならではの機能や役割を認識し、ネット販売とのバランスをどう取るか?が問われています。
メルカリを代表とするCtoCマーケットユーザーが急増する中、消費者一人一人が商人となり売る前提でモノを買う消費スタイルに変化してきました。
今後リセールバリューが高い商品を選択する消費者も増えてくる状況下で、リユースショップもその消費スタイルに合わせたモノの提供の仕方、販売、買取訴求ポイント、を考える必要があります。
AI技術などのテクノロジーの進化により、無料アプリで査定できる商品も増えてきましたお店に行かずとも、消費者は自分の所有物の価値を知ることができるようになりました。
つまり、お店が持っている情報と消費者が持っている情報が同じもしくは、消費者が持っている情報が上回ってきている状況なのです。
先日もヤフーニュースで「リサイクルショップが倒産急増!背景にはフリマアプリの存在も」というニュースが流れました。
記事の内容もさることながら、驚きは、1800件を超えるコメント数とその中身。
色んな意見がある中で、買取価格が低すぎるという意見が目立っていました。
この課題は目を背けてはいけない世間の正直な声だと思います。
また、リサイクルショップには、残念ながらまだまだネガティブなイメージを持たれている事も再確認しました。
原点に戻って考えると、不要と必要をつなぐのがリサイクルショップの仕事だとすると、日本全体では、現状約2兆円分の不要と必要がつながれていることになります。
その中で、フリマアプリ市場は、新たに約6000億の不要と必要をつなぐことに成功しました。
不要な人から必要な人につなぐ「手段の変化」が起きているわけです。
視点を変えると、本来の不要と必要をつなぐ目的は、果たされてきているわけです。
ある意味手段が変化しただけで目的は果たされてきている。さらには、3兆円に成長する市場だと言われている。
ここでお伝えしたいのは、外部環境の変化をしっかりまずは受け止めるということです。
その上で「自分たちに何ができるか?」が問われています。
変化の激しい環境の中、どの方向性に自社を持っていったらいいのか?お悩みの経営者の皆様も多いのではないでしょうか?
我々としましては、業界の状況と時流の把握、そして成長されている企業、事例をお伝えするコトを通して、リユース企業の未来を考える“場”が大切だと考えております。
そこで、昨年も満員御礼!大好評を頂きました「リユース業界大転換期経営戦略セミナー2019」を開催したいと思います。
今回のセミナーでは、リユースショップの方向性 3つの戦略についてお伝えしようと思います。
その戦略を、デジタルに任せた方がいい事と人間にしかできない事に分けてお伝えします。
・手つかずの“37兆円ある不用品潜在市場”を掘り起こそう!
・未経験顧客の声に成長のヒントがある! “買取催事企画” “異業種アライアンス”
・“顧客創造”は“人財採用”に直結する理由!
・急成長する“お片付けマーケット” “終活マーケット”に対応しよう!
・あなたのお客様は誰か?顧客の何の問題解決をするのか?
・PL構造のシフト!売り買い以外の利益を創出する!
・“デジタルに任す作業”と“人にしかできない仕事”を分ける!
・圧倒的に在庫回転率を上げる“中古EC”の作り方!
・“売り手と買い手の関係性”からの脱却!
・プロにしかできない“専門性”を高める教育方法!
・リアルショップにしかできない“提供価値”とは?
・ネットショップでもここまでできる “お客様を感動させる方法”!
自社の歴史、創業原点、社会的意義、経営理念など何のために?リユース事業をするのか?という原点からしっかり考えて頂ければと思っています。
混迷の中、正解を無駄に求めるのではなく、原点に返って今一度、商売のあり方を再考して頂く機会を作れれば、嬉しいです。
今回、ゲスト講師の株式会社モノバンクの吉田悟社長も、この変化の時代に、果敢に新しいチャレンジをされて圧倒的な成果を出され、さらに大きなチャレンジをされています。
お話をお聞きする度にエネルギーをもらえますし、深く考えさせられるお話です。
突破口を考えていらっしゃる経営者、現場リーダーの方にとられましては、絶対に参考になると思いますので、この機会をお見逃しなく!
ぜひ、経営者の方だけではなく、複数人でご参加頂き、セミナー終了後、自社の方向性について話合う時間を取って頂くと、とても貴重な時間になると思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
京都市出身。流通小売業界、住宅不動産業界、通販業界、飲食・食品業界のコンサルティングを経て、2000年に、リユース業界向けコンサルティング部門を立ち上げ、全国各地に600店舗のクライアントを持つ部門に育てる。元船井総研上席コンサルタント。リユース業界のエキスパートとして、株式上場企業など数多くの急成長企業を作り出してきた。後、2017年2月に船井総合研究所を退職し、2017年3月にコンサルティング会社(株式会社A−DOS)を設立する。 現在、「企業の”あり方”と”やり方”をつなげて、”理念”を”利益”に変える」をモットーにコンサルティングを行っている。リユース業界向けには、TRCコンサルティングを立ち上げ、リユース企業への幅広い支援を行っている。