リユース業界はCtoCの活用が今後のキーポイントか?!

CtoC コンサルタントコラム セミナー・クリニック

いつも大変お世話になっております。

TRCリユースコンサルティングの千馬です。

本日は「リユース業界はCtoCの活用が今後の課題か?!」についてお伝えしたいと思います。

 

目次

リユースショップとCtoCの市場規模はほぼ同レベルに。

 

リユース業界の市場規模(2021年)はリサイクル通信様の推計で2兆6988億円となっています。

その内訳では

・BtoCの店頭販売が9928億円(いわゆるリユースショップのリアル販売額)

・BtoCのネット販売が4963億円(いわゆるリユースショップのEC販売額)

・CtoCのネット販売が1兆1686億円(いわゆるフリマアプリの流通額)

 

となっています。つまり、リユースショップの合計が1兆4891億円で、フリマアプリが1兆1686億円。

まだリユースショップの市場規模がやや大きいものの、フリマアプリは年々成長し、ほぼリユースショップと同レベルの市場規模になっています。

 

この傾向はこの数年、同じ傾向になることが予想されるため、互角の数字になるのは近い将来だと考えられます。

 

特に、CtoCを牽引しているメルカリのアプリダウンロード数が約6000万ダウンロード、次に楽天ラクマが約3500万ダウンロードとなっています。

ここまでのダウンロード数になってくると、スマホの国内台数が約9000万台ですので、ほとんどのスマホにはCtoCアプリがダウンロードされていることになります。

 

リユースショップにおいては長年、ECモールと言えばヤフオク!がメイン。次に楽天市場の利用が多かったと思いますが、今後はメルカリショップスや楽天ラクマがECモールの主要になる可能性すらあり得ます。

 

 

CtoCモールがリユース企業に門戸を開く!

ここ1年で、大きく変化があったのは、前述しているメルカリ(ショップス)、楽天ラクマがリユースショップに門戸を開いてきたことです。これまで、フリマアプリ=個人間売買というイメージが強く、リユースショップがそのまま活用するには課題が多くありました。ところが2022年からリユース企業をサポートする形でメルカリショップスへのリユース企業参入(メルカリショップス)、楽天ラクマへのリユース企業参入(ラクマ公式ショップ)と、大幅に参入障壁が下がったことが大きなポイントです。

 

両社ともに、流通総額を伸ばすためにはリユース企業の出品が鍵になるという見解だと思います。また、フリマアプリ=個人間売買という良さもありながら、懸念点もありました。

それは、個人間売買の課題≒安心の担保不足だったからです。

 

特に中古品の売買を考えると高額品やブランド品も取引されることになりますが、

顔の見えにくい個人間売買では10万円以上の高額品や偽物の可能性もあるブランド品の購入を購入者側がためらうケースが有った為です。

(私も1ユーザーとしてですがCtoCで10万円以上の購入はためらってしまいます。)

 

とこが、リユース企業がショップとしてフリマアプリを活用することで、リユース企業がある意味信用のフィルターとなり、

安心してフリマアプリ上で高額品の購入や真贋チェックを行うことで懸念点をクリアすることになるからです。

 

実際、CtoCはリユース企業にとってどうなのか?

 

2022年後半から、この波に乗るべく、弊社勉強会会員企業様もCtoCモールへの出品を開始しています。

 

結論から言うと、メルカリショップス、楽天ラクマでリユース企業が出品している商品は売れています。

 

特に、POSを通じてECの在庫連携をできる会社様ほど、ほぼ手間をかけることなく、これまで同様、ヤフオク!、楽天市場に出品しながら、同時にメルカリショップス、楽天ラクマにも併売されています。

 

例えば、ヤフオク!1本でECを行っていた企業が、楽天市場、メルカリショップス、楽天ラクマの4モールに同時出品することが可能になっています。単純に、手間は増えず、売れる確率が4倍になることからECの回転率が大幅に上がることになっています。

 

ある弊社の会員企業様は、CtoC併売初月からCtoC売上がいきなりプラスオンで150万計上できています。また他の会員企業様でも、それまで活用されていたヤフオク!、楽天市場とほぼ同レベルのEC売上をCtoC併売初月から達成できています。

 

現在、リユース企業は比較的好調な会社様が多い反面、課題も出ています。

 

それは、

「買取は好調だけど、販売のペースが追いつかない」という課題です。また、「買取は好調だけど、人手不足でEC出品がなかなか進まない」という課題です。

 

今後、リユース企業が業績を伸ばし、利益を確実に出すためにはECの強化は欠かせません。

そこでキーポイントになるのがCtoCの活用です。

 

「CtoCはリユースショップの敵だ!」と思うのではなく、どう活用し、共存するかを考える時期に来ていると思います。

是非、前向きにできることを検討されてみてはいかがでしょうか?

 

TRCリユースコンサルティング 千馬

 

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