業績を120%アップさせた古着店の取組み

古着 コンサルタントコラム TRCC(勉強会)

皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

先日、本年度最初のリユース業界経営者勉強会(TRCC)が開催されました。1月度例会では、ゲスト講演の他、会員様による成功事例発表(2社)と会員様同士の質問会、情報交換会を行いました。

 

1月度例会では、会員企業様の株式会社トップスの柳田社長より最近の取組みについてシェアして頂けました♪

目次

大手リユース店5店舗以上に囲まれる中、昨対120%の古着店

 

トップス様が運営する京都の古着店ザッカバッカーさん。

駐車場9台、駅からも徒歩20分!ネット販売無し!周辺に大手リユース店5店舗以上囲まれている!という中々厳しいロケーションの中、この12月も昨対120%の着地をされています。

ちなみに、買取の多い11月は1店舗で1600件の買取を成約されたそうです。

 

 

柳田社長は週に数回店頭にも入られており、本当に実務にも精通されている経営者様で、会員企業様の中でも一目を置かれている存在です♪(いつも最新ネタをご提供頂き、ありがとうございます♪)

 

特に、最近ではSNSを活用したマーケティングにも積極的に活動され、LINE、インスタ、ティックトックでもファンを数多くお持ちです。

 

メンズ古着の買取を増やすために何を行ったのか?

 

今回、柳田社長が発表いただいたテーマは、

「買取客の男性比率を上げずにメンズ売上・粗利益を伸ばす取り組み」

でした。

 

2020年からメンズ粗利を毎年120%ずつ上昇されており、その試行錯誤の中でどんな取り組みが成果に繋がったのかをお話頂けました。

 

お話の中でも、最もシンプルな取り組みが、

 

女性客に、

「男性服が足りないので、何でも良いので持ってきてください」

 

と熱意を持って伝え続けたというお話がありました。

 

元々、ザッカバッカーさんの男性客の比率は33%。

この比率を上げるためにいろんな情報発信や店頭施策を行ったけれども、中々結果が出なかったそうです。

そこで、逆転の発想。

買取の女性客に対して、上記の内容を社員、学生スタッフ関係無く、全員で熱意を持って伝え続けたそうです。

 

「男性服が足りないので、何でも良いので持ってきてください」

「捨てる服でも持ってきてくれると助かるんです!」

「是非協力して欲しいです」

 

と学生スタッフも真剣に訴えるようになったそうです。

その結果、お客様から様々な反応が現れます。

 

例えば、リピーターの女性の買取客から、

 

「この前、男性服が足りないから持ってきてって言われたし、持ってきたんだけど」

 

という声が増えてきたり、

 

主婦層だけでなく、若い女の子にも男性服が足りないことをPRした結果、お父さんを連れて来店されるケースが増えたり、自分がおしゃれとして着ていたメンズ古着を持ってきてくれるように。

 

女性の方からすると、メンズ服は自分の服でないからか、思い入れが無いことが多く、

 

「捨てたかったのにお金になった!」(笑)

「(男性服)こんなに値段つくんだ~」(笑)

 

と喜ばれるケースが多く、さらに男性服を探してもって来てくれるようになったそうです。

 

男性服の買取(仕入)が増やせたことで、売場の鮮度が劇的に向上

 

結果的に、

男性服の品揃えと品出しのスピード感が上がり、なんとネット販売無でしで年6回転!の高回転の売場を実現。

 

鮮度の高い商品が売場に供給でき、徹底した鮮度管理(月3回)を徹底して行うことでまさに鮮度の高い売場を実現。SNSを通じてそのリアルな分かりやすい情報を発信することでお客様が増えるという好循環経営を実現されています。

 

ご参考いただければ幸いです。

 

2023年2月17日(木)開催最新セミナーのご案内

 

2月17日(木)のセミナーでは、

トップス様のように業績を上げられているリユース企業の取り組み事例を

お伝えさせていただきます。

リユース企業の経営者様、幹部の方、是非ご参加くださいませ。

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